ビルにおける電気設備の点検内容と目的について

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コラム

ビルにおける電気設備の点検内容と目的について

2023/01/15

オフィスビルなどは、電気設備の点検に伴い停電・閉館することがあります。
これは、目視で行う日常的な点検では確認することが難しい設備の劣化などを早期に発見するためです。
この記事では、電気設備点検の主な内容と目的についてお話しいたします。

電気設備点検の内容

電気設備点検は、点検頻度によって内容が変わってきます。

・日常点検(1日~1週間に1回の頻度)…運転中の電気設備を目視で点検する。
・定期点検(半年~1年に1回の頻度)…電気設備を停止させ、法定器具などを用いて点検する。
・精密点検(2~5年に1回の頻度)…電気設備を停止させ、点検・測定及び試験を行う。
・臨時点検(事故や異常が起きた時)…電気設備の不具合の原因を調査し、再発防止に努める。

目的

電気設備点検を行う目的は、大きく分けて3つあります。

・設備の劣化症状を見逃すことなく、予防保全に努めるため
・感電や火災、波及事故といった重大事故を未然に防ぐため
・電気設備にトラブルが発生した際の影響を最小限に抑え、早急に復旧させるため

まとめ

ビルなどは日常点検の他、年に1度設備を停止させて行う「停電点検」の実施が定められています。
設備の点検や試験を定期的に行うことで、劣化や不具合を早期に発見し、設備のトラブルを未然に防ぐことができるのです。
オフィスやご家庭の電気配線・設備に関する事でお困りであれば「西田電工株式会社」へお気軽にお電話ください。